ガバナンスの分散化
Algorandは、ブロックチェーンを開発するAlgorand.incと、エコシステム開発とコミュニティ拡大を担うAlgorand Foundation(財団)の2つの団体に分けることができます。
Algorandの方向性を大きく決めているのは主にAlgorand財団です。
一方で、将来的にはAlgorandの方向性を決める権利をコミュニティに移譲します。
これにより、財団が決めていた中央集権的なガバナンス体制から脱却し、多くのコミュニティメンバーが参加する分散型ガバナンスを実現します。
ガバナンス期間は基本的に3か月を一つの区切りとしています。
分散型ガバナンスにおいて、財団はガバナンスに参加して投票を行ったり報酬を得ることはありません。
財団はコミュニティ・ガバナンスの決定に基づいて、実行部分に責任を持つことになります。
なお、Algorandのガバナンスが分散化することにより、「ガバナー」と「AERP」といった新たな概念が設けられました。
ガバナーとは、期間中にガバナンスに参加するALGO保有者のことです。
最低1ALGOを保有していれば、ガバナンスに参加して期間終了後に報酬を請求することができます。
しかしガバナンスに参加した場合は、期間中にコミットしたALGO残高を維持し続ける必要があります(ロックされることはありません)。
期間中に、参加時点のALGO残高を維持できなくなってしまった場合は、ペナルティとしてガバナンス報酬を請求できなくなります。
AERP(Algorand Ecosystem Resource Pool)は、Algorandエコシステムの長期的な発展を支援するための資金であり、助成金プログラムや研究・社会的チャリティプログラム、インセンティブなどを含みます。
AERPの総額は、分散型ガバナンスが形成される時点で約30億ALGOとなっています。
コミュニティガバナンスでは、この資金をどのように利用し分配するかをガバナーの投票によって決定します。
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Algorandエコシステム
Algorandのエコシステムには、500を超えるグローバル組織や企業が参加しています。
また、ALGO助成金プログラムやアクセラレータープログラムによってインキュベートされた多くのプロジェクトも存在しています。
ここでは、今後も拡大を続けるエコシステムの中からいくつかのプロジェクトを見ていきましょう。
Algo Explorer
Algorandブロックチェーンの状態およびトランザクションを確認できるエクスプローラー
Algo Optimizer
Algorand Walletでのステーキング報酬を最適化するツール。最適なタイミングで0ALGOのトランザクションを実行しステーキング報酬を複利化します
Curvegrid
東京に拠点を置くブロックチェーン企業。CurvegridのMultiBass NFT Bridgeをエコシステムに導入する
Yieldly
Algorand初のDeFiプロジェクト。独自トークンYLDYを獲得できるイールドファーミングを実施。イーサリアムとのブリッジ機能も搭載している
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持続可能なブロックチェーンへの取り組み
ビットコインのマイニング時に消費される大量の電力と、同時に発生する二酸化炭素が及ぼす地球環境への懸念問題が活発に議論されるようになってきました。
Algorandは当初からエネルギー効率の高いネットワークとして設計されており、カーボンニュートラルを実現しています。
カーボンニュートラルとは、活動全体を通して大気中のCO2を増加させず、排出するCO2の相殺することです。
下図は、各ブロックチェーンのトランザクションが完了するまでに消費される平均電力を比較したグラフです。
Algorandのブロックチェーンは、ごくわずかな電力しか必要としません。
これを実現しているのは、AlgorandのコンセンサスアルゴリズムであるPPoSです。
チェーンがフォークしないPPoSでは、後に消えてしまうチェーンのトランザクションを処理することにより電力を浪費することがありません。
また、Algorandは持続可能性の目標を達成できるように環境関連企業との提携も積極的に行っており、グリーンブロックチェーンとして業界をリードしています。
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