ALISの概要を把握しよう
ALIS(アリス)は、2017年5月に設立された株式会社ALISの運営する、日本初の分散型ソーシャルメディアです。
TwitterやFacebookのようなSNSをはじめとするソーシャルメディアを、ブロックチェーンによって非中央集権的に運営しているため、”分散型”ソーシャルメディアと呼ばれています。
「非中央集権的に」というのは、特定の管理者が存在しない状態でサービスを運営することを意味します。
これを可能にする仕組みがブロックチェーンです。
ALISはこのブロックチェーンを、ソーシャルメディアを含む「コンテンツビジネス」に適用させたプロジェクトであるといえます。
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ICOってなに?
ALISは、2017年9月にICOを実施し、日本初の規模となる約4億円の資金調達に成功しました。
ICOとは、ブロックチェーンを活用した独自トークン(独自の暗号通貨)を発行することによる資金調達です。
具体的には、投資家からビットコインやイーサリアムのような、主要な暗号通貨で資金を調達し、代わりに独自トークンを配布する、という仕組みになっています。
ICO(Initial Coin Offering)は、株式会社の発行する株式による資金調達であるIPO(Initial Public Offering:上場ともいう)になぞらえて名称がつきました。
ALISが日本でICOを実施した際には、既に数件の事例がありましたが、4億円を超える規模の調達額としては、ALISが初の事例となっています。
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ALISって具体的にどんなサービスなの?
ここからは、ALISの具体的なサービス内容について学習していきます。
ALISは、SNSやブログサービスのようなUGC(User Generated Contents:ユーザーがコンテンツを生成することでサービスが成立する)型のサービスとなっています。
従って、Instagramやnoteのようなサービスと類似する点が多くなっていますが、ブロックチェーンによって動いているという点で大きな違いがあります。
具体的には、ブロックチェーンを活用することで発行されるALISトークンをサービスに組み込んでいます。
例えば、ALISの利用者がALISに記事を投稿すると、ALISシステムが自動でその記事を評価し、ALISトークンを付与します。
付与されたトークンは、記事の投稿者の報酬となり、実際に法定通貨と交換することができます。
このとき、投稿された記事が良質なものであるほど、付与されるALISトークンの量が増える仕組みになっている点がポイントです。
この仕組みによって、投稿者にはより良い記事を投稿しようという意識が芽生え、ALISに良質な記事が蓄積されていく力学が生まれます。
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