【レッスン②】ALISについて学ぼう

なぜこのレッスンが必要なのか

本レッスンより、日本を中心にサービスを展開するブロックチェーンプロジェクト「ALIS」について学習していきます。

日本国内で実際に稼働している数少ないブロックチェーンの活用事例を知ることで、ブロックチェーンで何ができるのかについての理解を深めていきましょう。

また、自身でブロックチェーン事業を立ち上げる際の視点を養うことも期待できます。

このレッスンで学べること

  • ブロックチェーンを使ったソーシャルメディアALISの概要
  • ICOについて

ALISの概要を把握しよう


ALIS(アリス)は、2017年5月に設立された株式会社ALISの運営する、日本初の分散型ソーシャルメディアです。

TwitterやFacebookのようなSNSをはじめとするソーシャルメディアを、ブロックチェーンによって非中央集権的に運営しているため、”分散型”ソーシャルメディアと呼ばれています。


非中央集権的に」というのは、特定の管理者が存在しない状態でサービスを運営することを意味します。

これを可能にする仕組みがブロックチェーンです。

ALISはこのブロックチェーンを、ソーシャルメディアを含む「コンテンツビジネス」に適用させたプロジェクトであるといえます。


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ICOってなに?


ALISは、2017年9月にICOを実施し、日本初の規模となる約4億円の資金調達に成功しました。


ICOとは、ブロックチェーンを活用した独自トークン(独自の暗号通貨)を発行することによる資金調達です。

具体的には、投資家からビットコインやイーサリアムのような、主要な暗号通貨で資金を調達し、代わりに独自トークンを配布する、という仕組みになっています。

ICO(Initial Coin Offering)は、株式会社の発行する株式による資金調達であるIPO(Initial Public Offering:上場ともいう)になぞらえて名称がつきました。

ALISが日本でICOを実施した際には、既に数件の事例がありましたが、4億円を超える規模の調達額としては、ALISが初の事例となっています。


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ALISって具体的にどんなサービスなの?


ここからは、ALISの具体的なサービス内容について学習していきます。

ALISは、SNSやブログサービスのようなUGC(User Generated Contents:ユーザーがコンテンツを生成することでサービスが成立する)型のサービスとなっています。

従って、Instagramやnoteのようなサービスと類似する点が多くなっていますが、ブロックチェーンによって動いているという点で大きな違いがあります。


具体的には、ブロックチェーンを活用することで発行されるALISトークンをサービスに組み込んでいます。

例えば、ALISの利用者がALISに記事を投稿すると、ALISシステムが自動でその記事を評価し、ALISトークンを付与します。

付与されたトークンは、記事の投稿者の報酬となり、実際に法定通貨と交換することができます。


このとき、投稿された記事が良質なものであるほど、付与されるALISトークンの量が増える仕組みになっている点がポイントです。

この仕組みによって、投稿者にはより良い記事を投稿しようという意識が芽生え、ALISに良質な記事が蓄積されていく力学が生まれます。


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