【レッスン①】コンテンツビジネスにおける課題を整理

我々が目にする情報は操作されている！？

GoogleやFacebook、InstagramなどのWebサービスが登場するにつれ、我々がデジタル世界にアクセスしている時間は増え続けてきました。

日々触れる情報量は膨大となり、その中で少しでも自分の発信を消費者に届けるために、企業などが多額の広告費を投入するようになっています。

そんな今日、我々が目にしている情報は知らないところで操作され続けています。

例えば、Googleを使って自分の調べたいキーワードで検索し、表示されたWebサイトを閲覧する。この行動は一見、自らの意思の元に自分で選んだ情報を収集しているかのように見えます。

しかし、Googleで検索した後に表示されるWebサイトは、リスティング広告という手法によって操作することができます。

リスティング広告とは、Googleに対してWebサイト運営者がお金を払い、上位に表示することができる仕組みです。

このように、自らの意思で情報収集の取捨選択をしていたつもりでも、それは操作された情報である可能性が高いのです。

SNSの情報は透明性の確保が難しい

Google以外にも、TwitterやInstagramといったSNSで目にする情報も、簡単に操作することができてしまいます。

例として、成果報酬型広告の一種であるアフィリエイト広告という仕組みがあげられます。

アフィリエイト広告は、特定の商品購入や契約を促すことで報酬を得ることのできる仕組みで、多くの場合、WebサイトのURLを掲載するだけで誰でも簡単に行うことができます。

近年急速に成長しているインフルエンサーマーケティングも、SNS上での情報を操作する仕組みの一つであるといえるでしょう。

消費者は広告を閲覧しなくなっている

このように、様々な手法を駆使することで、デジタル世界の情報はいとも簡単に操作することができてしまいます。

しかし、実際に情報を目にする消費者たちは、既にこのような仕組みに気付き始めており、広告を閲覧しない傾向が強まりつつあります。

Google検索を使用しなくなったり、SNS広告をクリックしなくなったりといった動きが進む中で、コンテンツビジネスは新たな変革を求められる状況になっているのです。

そこで普及が期待されているのが、ブロックチェーンを活用した新たなコンテンツビジネスの仕組みです。

次回以降のレッスンで、ブロックチェーンを活用した新たなコンテンツビジネスの潮流について学習していきます。

従来の方法とは全く異なる仕組みを学習することで、より本質的なコンテンツビジネスについての理解を深めていきましょう。