【レッスン③】ALISになぜブロックチェーンが必要なのか

なぜこのレッスンが必要なのか

ブロックチェーンの活用事例を学習する上で、「それブロックチェーン必要?」という問いを避けて通ることはできません。

本レッスンでは、ALISという事例を通して、ブロックチェーンがどんな場合に必要なのか、ブロックチェーンで何ができるのかについて学習していきましょう。

このレッスンで学べること

  • ブロックチェーンでできること
  • ALISにブロックチェーンが必要な理由
  • 活発なユーザーコミュニティの作り方

ユーザーのデータは誰のもの?


近年、企業による顧客情報の流出事件が相次いでいます。

また、Facebookがユーザーの個人情報や利用データを外部企業に販売していた事件なども明るみに出ました。

このようなプライバシーの問題は、デジタル化の加速とともに発生頻度が増加しています。


では、これらの問題はなぜ起こるのでしょうか?

これは、データを管理する企業(サービスの提供者)が中央集権的であることが一つの理由です。

例えばFacebookであれば、Facebook社がユーザーのデータをいかようにもできる状態で全て管理しています。

そのため、秘密裏に外部企業に販売することができてしまうのです。


また、Facebook社のユーザーデータはFacebook社の管理するデータベースに記録されていることは誰もが知っているため、悪意のあるハッカー(クラッカーといいます)に狙われやすくもなります。

この問題を解決するために、ブロックチェーン非中央集権的な性質を活用することができます。

ブロックチェーンを活用することで、中央集権的な管理者を排除した状態で、ユーザーのデータを管理することができるのです。

これはWeb3.0ともいわれ、将来的に到来するであろう新しいWebの姿を示唆しています。


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ALISはWeb3.0なソーシャルメディアの確立を目指す


ALISは、ブロックチェーンを活用したソーシャルメディアです。

これは、ALISを利用するユーザーのデータをALIS社のデータベースで管理せずに、ブロックチェーンで管理することを意味します。


ALISを利用するユーザーは、自分のデータをサービス提供者に管理され外部企業に販売される心配がありません。

これだけでも、従来のサービスと比較して非常に大きなメリットであるといえます。

「自分のデータが販売される可能性のあるサービス」と「自分のデータが販売される可能性のないサービス」とでは、ユーザーがどちらを選ぶかは自明です。


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デジタルコンテンツの価値がブロックチェーンで可視化されるって本当?


ALISは、サービスの管理以外にもブロックチェーンを活用しています。

それが、ALISトークンです。


ブロックチェーンの大きな特徴として、サービスに組み込む独自トークンを発行できる点があげられます。

レッスン1でも学習した通り、ALISのユーザーは記事を投稿すると、その記事の価値に見合った報酬として、ALISトークンを受け取ることができます。


ALISは、「ユーザーが作成したコンテンツを通してユーザーが利益を得るのは当然のことである」という思想を持って運営されています。

そのため、ALISに記事を投稿したユーザーは、その対価としてALISトークンを獲得することができるのです。

これは、ブロックチェーン無しには実現できない仕組みであるといえるでしょう。


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ユーザーを巻き込んだサービスを作るためにトークンを活用しよう


ブロックチェーンによって発行されるトークンを活用することで、従来のサービスと比べてユーザーの積極性を促進することが期待できます。

なぜなら、ユーザーはそのサービスを利用するほどトークンを獲得することができるため、サービスを利用するインセンティブが生まれるからです。


さらに、トークンを保有している人ほどトークンの価値を高めようとする動機が生まれるため、知人にサービスを紹介するなどしてサービスの成長に貢献してくれるようになります。

ALISではこの性質を活用することで、「今まで目立たなかったが実力のある個人」でも活躍できる社会に変革することを目指しています。


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ALISのトークン付与の仕組みを理解しよう


ALISでは、記事を投稿した人以外に、記事にいいねをした人もトークンを獲得することができるようになっています。

具体的には、「将来いいねがたくさん付くであろう記事をいち早く見つけ出し、いいねをする」ほど、多くのトークンを獲得することができます。


こうすることで、情報過多なデジタル社会の中で埋もれがちな、質の高い記事を正しく評価することが可能となります。

従来のWebサービスでは、本当は実力があったとしてもWeb上での知名度がなければ、誰もその人の発信を目にしません。

トークンを活用することで、記事の閲覧者が自発的に良質な記事を見つけ出す、好循環なメカニズムを作り出しているのです。


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