ユーザーのデータは誰のもの?
近年、企業による顧客情報の流出事件が相次いでいます。
また、Facebookがユーザーの個人情報や利用データを外部企業に販売していた事件なども明るみに出ました。
このようなプライバシーの問題は、デジタル化の加速とともに発生頻度が増加しています。
では、これらの問題はなぜ起こるのでしょうか?
これは、データを管理する企業(サービスの提供者)が中央集権的であることが一つの理由です。
例えばFacebookであれば、Facebook社がユーザーのデータをいかようにもできる状態で全て管理しています。
そのため、秘密裏に外部企業に販売することができてしまうのです。
また、Facebook社のユーザーデータはFacebook社の管理するデータベースに記録されていることは誰もが知っているため、悪意のあるハッカー(クラッカーといいます)に狙われやすくもなります。
この問題を解決するために、ブロックチェーンの非中央集権的な性質を活用することができます。
ブロックチェーンを活用することで、中央集権的な管理者を排除した状態で、ユーザーのデータを管理することができるのです。
これはWeb3.0ともいわれ、将来的に到来するであろう新しいWebの姿を示唆しています。
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ALISはWeb3.0なソーシャルメディアの確立を目指す
ALISは、ブロックチェーンを活用したソーシャルメディアです。
これは、ALISを利用するユーザーのデータをALIS社のデータベースで管理せずに、ブロックチェーンで管理することを意味します。
ALISを利用するユーザーは、自分のデータをサービス提供者に管理され外部企業に販売される心配がありません。
これだけでも、従来のサービスと比較して非常に大きなメリットであるといえます。
「自分のデータが販売される可能性のあるサービス」と「自分のデータが販売される可能性のないサービス」とでは、ユーザーがどちらを選ぶかは自明です。
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デジタルコンテンツの価値がブロックチェーンで可視化されるって本当?
ALISは、サービスの管理以外にもブロックチェーンを活用しています。
それが、ALISトークンです。
ブロックチェーンの大きな特徴として、サービスに組み込む独自トークンを発行できる点があげられます。
レッスン1でも学習した通り、ALISのユーザーは記事を投稿すると、その記事の価値に見合った報酬として、ALISトークンを受け取ることができます。
ALISは、「ユーザーが作成したコンテンツを通してユーザーが利益を得るのは当然のことである」という思想を持って運営されています。
そのため、ALISに記事を投稿したユーザーは、その対価としてALISトークンを獲得することができるのです。
これは、ブロックチェーン無しには実現できない仕組みであるといえるでしょう。
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ユーザーを巻き込んだサービスを作るためにトークンを活用しよう
ブロックチェーンによって発行されるトークンを活用することで、従来のサービスと比べてユーザーの積極性を促進することが期待できます。
なぜなら、ユーザーはそのサービスを利用するほどトークンを獲得することができるため、サービスを利用するインセンティブが生まれるからです。
さらに、トークンを保有している人ほどトークンの価値を高めようとする動機が生まれるため、知人にサービスを紹介するなどしてサービスの成長に貢献してくれるようになります。
ALISではこの性質を活用することで、「今まで目立たなかったが実力のある個人」でも活躍できる社会に変革することを目指しています。
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ALISのトークン付与の仕組みを理解しよう
ALISでは、記事を投稿した人以外に、記事にいいねをした人もトークンを獲得することができるようになっています。
具体的には、「将来いいねがたくさん付くであろう記事をいち早く見つけ出し、いいねをする」ほど、多くのトークンを獲得することができます。
こうすることで、情報過多なデジタル社会の中で埋もれがちな、質の高い記事を正しく評価することが可能となります。
従来のWebサービスでは、本当は実力があったとしてもWeb上での知名度がなければ、誰もその人の発信を目にしません。
トークンを活用することで、記事の閲覧者が自発的に良質な記事を見つけ出す、好循環なメカニズムを作り出しているのです。
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