Celoアライアンスとは?
Celoは、エコシステムのコラボレーションを拡大させるために、100以上の加盟メンバーを抱えるCeloアライアンスを組成しています。
アライアンスには、大手VCやウォレット事業者、DeFiプロジェクト、教育事業者、大手通信事業者など様々なメンバーが名を連ねています。
Celoアライアンスの役割は、金融包摂の実現に向けてエコシステム内のプロジェクト同士の接続や協力を促す点にあります。
これまで、アライアンスを通じたプロジェクト同士のコラボレーションや、Celoとメンバー企業との共同教育プログラム、フィールドリサーチなどが実施されており、協力的なネットワークができつつあります。
例えば、Celoアライアンスのメンバーである「Laboratoria」は、プログラミングを学ぶメキシコの学生に対して、Celoと共同でブロックチェーンに関連したデザインソンを開催しています。
Celoアライアンスに類似する事例として、Facebookが主導するDiem(旧称:Libra)も50、以上の大手IT企業などが参加するアライアンスを組成しています。
Diemアライアンスは、形式上Celoアライアンスと似ているように見えますが、中身はやや異なります。
Diemアライアンスでは、加盟メンバーはネットワークの検証作業やガバナンスを担う一方で、Celoアライアンスのメンバーは必ずしもバリデータである必要性やガバナンス参加義務を持っていません。
なおCeloアライアンスには、Celoエコシステムに何らかの形で貢献できれば加盟することができるとされています。
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Celo上のDeFiサービス
Celoには既に様々なDeFiサービスが存在しています。
その多くはイーサリアム上のプロトコルを模倣したものですが、中にはモバイルファーストやcUSDなどのネイティブステーブルコインを主軸としたCeloならではのプロジェクトも出てきています。
いくつか見ていきましょう。
Valora:Celoが提供するモバイルウォレット
Celoに触れてみるには、まずValoraアプリをダウンロードし、電話番号からブロックチェーンアドレスを生成してみると良いでしょう。
Ubeswap:Uniswapを模倣したDEX
Ubeswapは、モバイルファーストのDEXであり、Celoプラットフォームの流動性を支える主要なDEXとして稼働しています。
既に流動性マイニングもスタートしているため、取引だけでなく流動性の供給者となってUBEトークンを稼ぐこともできます。
Moola : CompoundやAaveのようなレンディングサービス
Moolaは、モバイルファーストな分散型レンディングサービスです。
CELOやcUSD、cEURを貸し出すことで、金利収益を稼ぐことができます。
他にも、以下のようなDeFiプロジェクトが既にCelo上に展開されています。
tBTC : CeloでWrapped BTCを発行および管理するプロジェクト
Pool Together : 供給された資金を運用し、利息だけを当選者に分配するリスクの無い宝くじ
Flexa:仮想通貨の決済ネットワーク
なお、Celo上に展開されているプロジェクトの一覧はこちらから閲覧できます。
Celoは、エコシステム全体として開発者やスタートアップに対するバックアップが豊富であり、非常に速いスピードで開発が進んでいます。
現在は基本的なインフラとなる基盤システムを、イーサリアムを模倣する形で開発している段階ですが、将来的にはオリジナリティのあるプロジェクトが現れエコシステムとしての独創性を強めていくことになるでしょう。
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Celoの今後
Celoには金融包摂というビジョンや、ステーブルコイン、PoSなどを中心とした多くの固有性・競合優位性があります。
Celoは今後、スマートコントラクトプラットフォームとして、イーサリアムを含む複数のその他のプロジェクトと競い合っていくことになります。
今後さらに開発者やユーザーを惹きつけることができれば、大きく発展していくポテンシャルがあるでしょう。
特に金融包摂やDeFiという文脈に興味がある人は、実際にCelo上のスマートコントラクトを触ってみることで、より深く学ぶことができると思います。
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