Launchpadに触れてみよう
イーサリアム2.0のネットワークにアクセスするには、基本的にLaunchpadを通して作業を行います。
イーサリアム2.0でできることは、主にバリデータになることとステーキングを行うことです。
バリデータになるには32ETHをステーキングする必要がありますが、32ETHに満たない少額をステーキングすることもできます。
つまり、ステーキング=バリデータになるというわけではありません。
イーサリアム2.0では、ネットワークの分散性を高めセキュリティを強化するために、バリデータの数を増やすことを大きな目標にしています。
そのため、ここではバリデータになるためのLaunchpadの使い方を中心に学習することにします。
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バリデータになるための流れ
Launchpadを通してバリデータになるための作業を行う場合、Launchpad内のチェックリストを確認しながら進めましょう。
Launchpadは日本語にも対応している点が特徴です。
バリデータになるための具体的な流れは主に次のようになっています。
- バリデータの責任を理解する
- ノードを準備する
- テストネットで試す
- フィッシングを回避する方法を理解する
- キーの生成とETHの預け入れ
- アクティブになるのを待つ
バリデータの責任を理解する
ここまでに学習した通り、バリデータはイーサリアム2.0のネットワークを構成する重要な役割を担います。
イーサリアムブロックチェーンに接続する新しいブロックを生成する権限を持ち、イーサリアムのトランザクションが正しいかどうかを検証する役割も持っています。
バリデータとして活動するようになると、基本的には常時ネットワークに接続していなければなりません。
もし通信環境が悪化しネットワークとの接続が切れてしまった場合、意図的ではないにせよ悪意ある行為とみなされ罰金の対象になってしまいます。
罰金額は、その期間に獲得したであろう報酬とほぼ同額のETHです。
また、罰金などによりネットワークに預けるETHの残高が16ETHを下回った場合、強制的にバリデータとしての権限が剥奪されネットワークから除外されてしまいます。
逆にバリデータとして正常に活動していれば、マイニングと同様ブロックの生成に応じて報酬を得ることができるため、ETHの残高は増加していくことになります。
バリデータが得られる報酬は、ネットワーク内にどれだけバリデータが存在するかによって異なります。
数値的には、年間2~20%の報酬が得られるように設計されています。
反対に、バリデータが受ける罰則もネットワーク内のバリデータがどれだけ正常に稼働しているかによって変動します。
全体の2/3が正常に稼働している場合、仮に自身がオフラインなってしまっても罰則は小さい範囲で収まります。
しかし全体の1/3しか正常に稼働していない場合に自身もオフラインになってしまうと、大きな罰則が与えられてしまう点には注意が必要です。
また、イーサリアム2.0ではSlashing(スラッシング)という重い罰則規定も存在します。
これは、意図的に不正なトランザクションを承認した場合などに適用されるもので、最低でも1ETHの罰金が課されます。
スラッシングの目的としては、イーサリアムへの攻撃を行う動機を排除することや、バリデータが安定して稼働するよう促すことなどです。
スラッシングされたバリデータは、罰金額に限らずイーサリアムネットワークから強制的に排除されます。
ノードを準備する
バリデータになるには、Eth1チェーンとEth2チェーンでそれぞれノードを実行する必要があります。
ノードを実行するには、いくつかの要件を確認しなければなりません。
要件は常に最新のものに変更される可能性があるため、その都度必ずチェックリストで確認するようにしてください。
主な要件は次の通りです。
- ハードドライブ:2021年2月時点で、Eth1チェーンだけで400GB以上のデータ容量が必要(1GB/日ずつ増加)です。Eth2チェーンでも日々データ容量は増加しており、シャーディングが実装されると更なる要件の拡大が予想されます。
- CPUとRAM:使用するクライアントごとに対応するCPU・RAMであるかどうか確認してください。
- インターネット:インターネットがオフラインになってしまうと罰則の対象になります。24時間365日安定稼動できる環境を用意してください。また、アップロードのための帯域幅も重要になります。
テストネットで試す
イーサリアムに限らず、ブロックチェーンにはメインネットとテストネットが存在します。
ブロックチェーンは、一度メインネットにデプロイしてしまうと修正するのに時間がかかるため、必ずテストネットで十分に動作確認を行うのが慣習です。
イーサリアム2.0でバリデータになる場合にも、メインネットの前に練習するためのテストネットが用意されています。
具体的には、メインネットと全く同じテストネット用のLaunchpadを使用します。
メインネットで実際にバリデータになる前に、必ずテストネットで練習を繰り返すようにしましょう。
フィッシングを回避する方法を理解する
フィッシングとは、偽のWebサイトに誘導することで資金を盗む詐欺行為のことです。
イーサリアム2.0におけるバリデータになる場合には、必ずイーサリアム公認のWebサイトやドキュメントを参照するようにしてください。
特に注意するポイントとしては次の点があげられます。
- 32ETHの送り先となるデポジットコントラクトのアドレス
- LaunchpadのURL
- スマートコントラクトのコード
キーの生成とETHの預け入れ
バリデータになるには、キーの生成とニーモニックの管理について把握しておかなければなりません。
ニーモニックとは、コンピュータの言語を人間が扱いやすいようにした簡略記号で、シードとも呼ばれています。
イーサリアム2.0の「The Merge」が完了すると、ネットワークに預けていた32ETHを引き出すことができるようになるため、その際にキーとニーモニックが必要になります。
それまではキーとニーモニックは外部に漏れないよう安全に管理しておきましょう。
アクティブになるのを待つ
セットアップが完了しても、バリデータはすぐにはアクティブにはなりません。
この時間を利用して、その後の作業手順をテストネットを使って練習しましょう。
またチェックリストを確認しここまでの作業に漏れがないか、今後の作業のイメージができているかを再度把握するようにしてください。
複雑すぎるセットアップは避けることが推奨されています。
バリデータになってから仮にオフラインになり罰則を受けてしまっても、同じ期間正常に稼働していれば罰金分を埋め合わせることが可能です。
一度オフラインになってしまったノードはすぐには復帰させることができません。
なぜなら、クライアントをネットワークの最新状態に同期させるのに時間がかかるからです。
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バリデータになるための手順
ここからは、バリデータになるための具体的な手順について学習していきましょう。
実際にバリデータとしてイーサリアム2.0に接続する場合、Launchpadのこちらの画面を使っていきます。
まずは10項目から構成される注意書きリストが表示され、それぞれ重要なポイントについての解説が記載されています。
ここまでしっかりと学習してきていれば問題なく理解することができるでしょう。
次の画面からは、実際に手を動かしてクライアントの選択やキーの生成を行なっていきます。
バリデータになるには、Eth1チェーンとEth2チェーンでそれぞれノードを実行する必要があるため、まずはEth1チェーンで使用するクライアントを選択します。
選択したクライアントごとに補足説明が表示されるため、必ず目を通しておきましょう。
続いて、Eth2チェーンで使用するクライアントを同様に選択してください。
その後、キーペアの生成および安全な保存ができたら、デポジットデータのファイルをアップロードし、32ETHが保管されているウォレットを接続します。
指定のデポジットコントラクトに対してETHを送金(ステーキング)することができたら、バリデータになるためのプロセスは完了です。
実際にバリデータになるためには、32ETHと多少の開発知識が必要になります。
バリデータになるのは少々ハードルが高いといえますが、イーサリアム2.0を構成する一員となることはWeb3.0を支える一員となることを意味するため、ぜひバリデータになるためのトレーニングを続けてみてください。
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