取引所トークンとは
取引所トークンとは、暗号資産取引所が発行および管理を行うトークンです。早速、取引所トークンの特徴を見ていきましょう。
1. 他の暗号資産に比べて需要が安定している
取引所トークンには、発行元となる暗号資産取引所をユーザーが利用する際に、報酬などを含めた様々な保有メリットが存在します。
そのため、トークンを発行している取引所自体の利用ユーザー数が安定している限り、発行したトークンの需要も安定しているといえるのです。
2. 焼却により供給量がコントロールされている
取引所トークンは、Burn(バーン、焼却)制度が導入されているケースが多くなっています。
暗号資産取引所が収益の一部で定期的に買戻しを行い焼却することで、供給量をコントロールしているのです。
つまり、市場に出回っているトークンの量を減らすことで、希少性が高まることが期待されます。
3. 取引手数料割引サービスがある
暗号資産取引所Huobi Globalの取引所トークン「HT(フォビトークン)」に代表されるように、取引所トークンを保有していることで、取引所を利用する際に取引手数料の割引特典が受けられるケースがあります。
取引所を頻繁に利用する人は、取引所トークンを保有することで、通常よりもお得な取引手数料割引などの特典を受けることができるのも魅力の1つです。
4. 新規上場暗号資産の投票権利が得られる
取引所トークンを保有することで受けられる特典やサービスは様々です。
Huobi Globalでは、取引所トークンであるHTを保有している利用ユーザーは、新規上場暗号資産に投票する権利が得られます。
自分が期待している暗号資産、次に上場してほしい暗号資産に自分の意思で投票することができるのです。
5. トークン保有により報酬が得られる
取引所トークンを保有するメリットとして非常に大きいのがトークンの保有量や取引所の収益に応じて貰える報酬です。
取引所によって異なりますが、取引所の収入源に当たる取引手数料の一部を、取引所トークン保有者に還元する取り組みもあります。
暗号資産取引所で独自発行されているトークンの場合、手数料割引または報酬が得られる、といったどちらかの仕組みを採用しているものが多いようです。
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Huobiグループとは
Huobiグループは2013年にスタートし、銘柄数・顧客数・取引量ともに世界トップレベルの暗号資産取引所として業界をリードしてきました。
取扱いコインは200種類以上、現在130ヵ国以上のお客様にご利用いただき、累積取引高は1.2兆ドルを超えています。
300名を超えるエンジニアを有し、お客様に安心して暗号資産のお取引を行っていただけるよう、堅牢なセキュリティ体制のもとサービスを提供しています。
また、Huobiグループにはパブリックチェーンや暗号資産取引、ウォレット、マイニングプール、インキュベーション、リサーチなどのサービスがあり、多くのブロックチェーン業界の企業に投資しています。
Huobiグループは、アルゼンチンやロシア、タイ、ナイジェリア、およびその他多くの国々と協力することで、ブロックチェーン技術とブロックチェーンアプリケーションの開発に取り組んでいます。
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HT(フォビトークン)とは
HT(フォビトークン)は、Huobi Globalによって発行されたEthereumブロックチェーン上の分散型デジタル資産です。
HTはHuobi Tokenの略称で、正式名称はHuobi Global Ecology Integralです。
HTの3つの特徴を見ていきましょう。
HTの発行枚数と割り当て(初期分配)
HTの発行上限枚数である5億枚は、既に発行済みで追加発行はされない予定です。
5億枚のHTの割り当ては以下のとおりです。
HTの機能
HTを保有する日本国内ユーザーのHTの利用用途(提供予定の機能を含む)は、主に以下の5つとなります。
- 送金:HTを利用した送金が可能
- 決済:HTを利用した決済サービスの提供を予定
- 取引:HT/JPY、HT/BTC、HT/ETH、XRP/HTなどの取引ペアで取引が可能
- 取引手数料の割引:HTを利用した取引手数料の割引サービスを提供
- ガバナンス:HTによる投票の管理機能、HTの運用プランの管理投票での利用を予定
HTの運用
ガバナンス投票
HTにはコミュニティが存在します。
Huobi Globalでは、コミュニティからHuobi Globalに対してHTの運用について意見を提出し、HT保有者の投票により決定する仕組みを、ガバナンス用途として実装しています。
コミュニティの投票ルールは、最終支持率が50%を超えると可決されます。
焼却プログラム
HTには「焼却プログラム」の仕組みが存在します。
焼却プログラムとは、流通量調整のために流通しているHT(フォビトークン)を買い付けて、焼却(バーン)する仕組みです。
なお焼却プログラムについては、HTの保有者が行った累計72,079,205票の投票結果によって決まりました。
焼却により市場に出回るHTが減少することで、HTの希少性が高まることが期待できます。
過去の実績を踏まえると、四半期毎にHuobi Globalの収益の約20%を使用することで買い戻され、焼却されています。
2020年2月15日からは、四半期毎ではなく毎月焼却(前月収益の約20%焼却)を実施しており、焼却についてはフォビジャパンHPのお知らせ欄にも掲載しています。
また、ユーザーはブロックチェーンブラウザから焼却状況を確認することができるため、透明性が確保されています。
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