ウォレットの役割は保管と送金
仮想通貨は文字通り通貨であり、法定通貨に限りなく近い機能を有しています。
法定通貨と比べて、通貨の役割の1つである「価値の保存」においては劣りますが、仮想通貨を使ってモノやサービスが購入できたり安全に保管することも可能です。
そして、これらを実現するためにウォレットが必要になります。
そんな仮想通貨は、法定通貨と比べて送金の場面で大きな強みを発揮することができます。
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仮想通貨を使った寄付について知っておこう
レッスン③ウォレットの仕組みを理解しようで学んだ通り、ウォレットはブロックチェーンの閲覧手段です。
ブロックチェーンに記録された仮想通貨の取引履歴は、誰でも全て閲覧することができます。
閲覧するために必要なのがウォレットであり、この特性が最も活きるのが「寄付」です。
世界にはまだまだ発展途上の国が数多く存在しており、先進国からの寄付なしには生活できない人々がたくさん暮らしています。
自然災害の多い日本でも、復興を目指す地域にとって寄付は欠かせません。
しかしながらこれまでの寄付には、自身の寄付は本当に必要としている人々・地域へ届いているのだろうか、という懸念が常につきまとっていました。
これは、透明性つまりトランスペアレンシーの要素が備わっていなかったことが原因です。
そこで活用が期待できるのが、仮想通貨を使った寄付の仕組みです。
仮想通貨はブロックチェーンによって管理されているため、取引履歴を全て閲覧することができます。
これまで通り第三者を仲介させて行う寄付の場合でも、自身の仮想通貨が寄付先に届いているか自分の目で確認することが可能です。
また、第三者を仲介させずとも、寄付先の公開鍵のウォレットアドレスに直接送金することができます。
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仮想通貨で国際送金が変わる!?
ウォレットを活用して寄付先へ直接仮想通貨を送金できることのメリットは、国際送金の場面で最も顕著に表れます。
これまでの国際送金では多額の為替手数料が発生してしまい、例えば10ドルを送金するのに50ドルの手数料が取られる、といった状態になっていました。
しかしながら、仮想通貨を使うことで非常に安価な手数料で国際送金ができるようになります。
国外の地域へ少額の寄付を行いたい場合などには、仮想通貨は最適な送金手段だといえるでしょう。
これは寄付だけでなく、国外へ出稼ぎをする人が多い国でも大きな恩恵を生みます。
国外へ出て必死に稼いだ給料を自国の家族へ送ろうにも、多額の手数料が取られてしまっては元も子もありません。
法定通貨で受け取った給料を仮想通貨に換金し、仮想通貨のまま自国の家族へ送金、再び仮想通貨を法定通貨に戻すという手順を踏むことで、簡単に手数料の大幅削減が可能になります。
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