【レッスン③】マイニングって具体的に何をしているの？

マイニングって具体的に何をやっているの？

マイニングと一口に言っても、その具体的な内容はそれぞれの仮想通貨によって異なっています。

ここでは代表例としてビットコインのマイニング内容について学習していきましょう。

マイニングをすることでブロックチェーンの各ブロックを形成するために、ある特定の計算作業を行います。(仮想通貨はデジタル上の通貨であるため、計算作業は当然コンピューターが行います)

この計算作業では、ある特定の数字を見つける作業を行います。 この数字のことをノンス(乱数)といい、ノンスを見つけることができたらマイニングに成功します。

詳細はカリキュラム「ブロックチェーン」で学習するため、ここではマイニング=ノンスを探す計算作業とだけ覚えてください。

このようにノンスを探す計算作業を行うコンピューターのことをノードと呼んでいます。

お気付きの方もいるかもしれませんが、このノードこそがマイナーに当たります。

一般的には、このノードを使ってマイニングを行う人間のことをマイナーと呼びます。

マイニングは早い者勝ち！？

仮想通貨はブロックチェーンによって動作しており、ブロックチェーンは各ブロックが連なったものであり、各ブロックを形成するにはマイニングが必要、という因果関係を学習してきました。

実は、各ブロックを形成できるマイナーは各ブロックにつき1人までと決まっています。

要するに、マイニングできないマイナーが存在するということです。

正確には、マイニングはできるけど報酬をもらえないマイナーが存在するということになります。

マイナーは一斉にマイニングを開始し、早い者勝ちでマイニングに成功したマイナーが報酬を受け取り、また次のブロックを形成するためにマイニングを開始するという一連の単純作業をひたすら行なっているのです。

このように、マイナー全てに報酬を受け取る可能性を与えることで多くのマイナーを生み出し、非中央集権な環境を作り出しているのです。

マイナーの数が少ないと、誰かの恣意性が影響を持ってしまい、非中央集権ではなくなってしまうためです。