【レッスン②】次世代のWebブラウザBraveについて学ぼう

なぜこのレッスンが必要なのか

本レッスンより、次世代WebブラウザBraveについて学習していきます。Braveが解決しようとしている課題は何か、既存のWebブラウザとの違いは何かなどについて理解を深めることで、広告業界の未来をイメージすることができるでしょう。

このレッスンで学べること

  • Braveチームについて
  • Braveの概要
  • 従来のWebブラウザとの違い

Braveチームの顔ぶれを知っておこう


Braveは、「コンテンツクリエイターへユーザーの関心をベースにした新たな収益獲得の手段を提供すること、またユーザーに安全で高速なブラウジング体験を提供することにより、Webをより良いものにする」というミッションを実現するため、2016年にスタートしたブロックチェーンプロジェクトです。

世界中で絶大な人気を誇るプログラミング言語JavaScriptの生みの親、Brendan Eich氏が自らCEOとなり立ち上げました。


Brendan氏はエンジニアであれば誰もが知る存在であり、1995年5月にたった10日間でJavaScriptを作り上げたことでも有名です。


BraveのCTOにはWebブラウザFirefoxの開発元Mozilla社でBrendan氏と共に開発に勤しんだBrian Bondy氏、CISOにはElectronic Frontier Foundationや米国ヤフーでセキュリティエンジニアを務めたYan Zhu氏など、世界中のトップエンジニアが集結しています。


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Braveの概要を把握しよう


Braveは、第三者の配信する不要なオンライン広告を非表示にする仕組みを標準搭載しています。

そのため、Webページの読み込み速度が非常に速くなっている点が特徴です。

なお、不要な広告およびスクリプトをブロックすることにより、Google Chromeよりも平均して3~6倍も速く読み込みを行うことができるという検証結果も出ています。


また、Braveにはプライバシーを保護するための仕組みも備わっています。

レッスン①で学習した通り、既存のブラウザでWebページを閲覧した際、広告ネットワークやデータ収集業者に情報を送信してしまうことがあります。

これに対してBraveでは、データ収集を行うプログラムをブロックすることが可能です。

また、端末(デバイス)の特定に用いられるフィンガープリントと呼ばれる仕組みも回避することができます。

より高いプライバシー性能を必要とするユーザー向けには、通信を匿名化できるTorと呼ばれる機能も提供しています。


Braveは、ゼロ知識証明と呼ばれる暗号技術を用いたプライバシー重視の広告プラットフォームも展開しています。

従来の広告とは異なり、Braveの広告ではユーザーの情報がプラットフォーマーのサーバーに送られることはありません。

代わりに、ブラウザ内に蓄積された個人が特定されない情報を元に、最適な広告を表示します。

これにより、ユーザーのプライバシーを保護しながら高い精度で広告を届けることが可能になるのです。


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Braveは従来のブラウザと何が違うの?


Braveは、従来のブラウザと比べてとにかく表示が速い点が特徴としてあげられます。

現在のWebメディアには、非常に多くの広告が配信されており様々なデータ収集ツールも存在しています。

それらをブロックすることで、Braveは高速な表示を可能にしているのです。


またBraveでは、ユーザーの情報を運営者が管理することなくサービスを提供しています。

通常、広告を配信するための個人データは企業が保持する場合がほとんどです。

しかしBraveはその情報を保持せず、ユーザーのデバイス上でのみ管理する仕組みを開発しました。

そのため、個人データを無関係の第三者に勝手に販売される心配もありません。


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