Braveの開発状況を整理しよう
Braveはこれまでに、いくつかのアップデートをたどってきました。
最初の大きな動きとしては、2017年11月に開始されたYouTubeクリエイターへのBATでの寄付があげられます。
寄付の方法としては、広告閲覧者が仲介人を通さずにクリエイターに直接寄付する方式と、予め設定した金額を毎月自動的に寄付をする方式の2種類があります。
寄付は匿名で行われるため、広告閲覧者は自身のプライバシーを保護しながらクリエイターの活動を支援することが可能です。
クリエイターにとって、寄付は活動をスタートさせた直後にとても役立ちます。
YouTubeでは、2019年時点ではチャンネルの合計再生回数が1万回を超えないと広告収入を得ることができません。
Braveでは、その条件を満たしていないクリエイターでもBATを通じて支援が受けられるのです。
2019年4月からは、広告を閲覧したユーザーに報酬としてBATが支払われるようになりました。
報酬プログラム開始時は、全体の広告収入のうち70%が閲覧者に報酬として支払われています。
Braveでは機械学習の仕組みを活用することで、配信する広告と閲覧者の関心を精度高くマッチングさせています。
そのため、自身が興味を持つ広告のみを閲覧することができるようになり、広告の閲覧報酬だけでなく広告閲覧そのものの満足度も向上しているのです。
続いて2019年8月には、TwitterでもBATを送ることができるようになりました。
この仕組みにより、YouTubeだけでなくTwitterを中心に活動するクリエイターに対しても、BATを使って支援することが可能になったのです。
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Braveの今後の取り組み
2019年8月時点で既に存在しているプッシュ通知型の広告では、広告収入の70%は閲覧者に支払われ、残りの30%はBraveが取得する仕組みになっています。
今後、Webメディアがサイト内にPublisher-integrated Adsと呼ばれるユーザー向けの広告枠を設置できるようになる予定です。
こちらは、広告収入の70%がメディアに、15%がユーザに、残りの15%がBraveに分配される予定です。
これらの広告プラットフォームにより、レッスン④で学習した広告閲覧者の閲覧行為に応じた報酬の支払いが実現されます。
また、現在YouTubeやTwitterなどに加えてGitHubやVimeoといったその他のサービスでもBATの送金が可能になっています。
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BATの今後の使い道とは?
クリエイターへの寄付として活用が進んでいるBATですが、今後は別の使い道が追加されることが予想されます。
具体的には、コンテンツの購入やニュースサイトのサブスクリプション支払いなどに利用できるようにする計画があるようです。
BATの経済圏を拡大していくことで、より良い広告プラットフォームが構築されると期待できるでしょう。
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